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20代が今すぐ始めるべきお金の基本5つ|貯金・保険・投資の優先順位

約8分4,711文字

公開 2026.05.11

編集部最終確認 2026.05.11
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本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。記事の内容は独自の調査・評価に基づいています。

投資リスク

本記事は情報提供を目的としたもので、特定金融商品の購入・取引を推奨するものではありません。 記載された利回り・リターンは過去の実績または前提条件下の試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。 最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

目次(22項目)

POINTこの記事でわかること

  • 120代でお金の基本を学ぶべき理由と複利・時間の価値が理解できる
  • 2緊急予備資金・企業型DC・保険見直し・NISA・クレカの正しい優先順位がわかる
  • 320代が本当に必要な保険と不要な保険の判断基準がわかる
  • 4月3万・5万・10万円を30年運用した場合の資産シミュレーションがわかる

20代でお金の基本を学ぶことが最大の武器になる理由#

「給料が低いうちは貯金も投資もできない」と思っている20代は少なくありません。しかし実際には、お金の基本を20代で身につけることが、生涯で最もコスパの高い投資です。

その理由は「時間」にあります。

複利(利益が利益を生む仕組み)は、運用期間が長いほど威力を発揮します。月3万円を年利5%で運用した場合、20歳から始めた人と30歳から始めた人では、60歳時点で約1,400万円以上の差がつきます。

複利で資産が倍増するまでの年数:72の法則

「72 ÷ 年利率 = 資産が2倍になる年数」で概算できます。年利5%なら約14.4年、年利7%なら約10.3年です。20代に始めるほど、この「倍増サイクル」を多く体験できます。

逆に言えば、30代・40代になってから「あの頃やっておけばよかった」と後悔しても、失った時間は取り戻せません。給付金や年収の多寡よりも、「いつ始めるか」がはるかに重要です。

この記事では、20代が実践すべきお金の基本を正しい優先順位で解説します。順番を守ることが、最も効率的な資産形成の近道です。


優先順位①:緊急予備資金(生活費3〜6ヶ月分)をまず確保する#

投資や節税の前に、真っ先にやるべきことが緊急予備資金の確保です。

緊急予備資金とは、「急に会社を辞めなければならなくなった」「病気・ケガで働けなくなった」「突発的な出費が必要になった」といった不測の事態に備えるお金です。

目標額は生活費の3〜6ヶ月分が一般的な目安です。月の生活費が20万円なら、60〜120万円を普通預金や高金利の定期預金に置いておきます。

なぜ投資より先なのか#

緊急予備資金がない状態で投資を始めると、急な出費が発生したときに投資資産を損失を出しながら売却する羽目になります。相場が下落しているタイミングに重なれば、ダメージは2倍です。

「投資は長期で持ち続けることが前提」なので、取り崩す必要のない資金だけを投資に回すのが鉄則です。

緊急予備資金の置き場所#

  • 普通預金(メインバンク):すぐ引き出せる流動性が最優先
  • 高金利ネット銀行:楽天銀行・住信SBIネット銀行など。普通預金でも年0.1%前後の金利がつく
  • 定期預金:6ヶ月・1年もので少しでも金利を稼ぐ(ただし流動性が下がるため、全額は避ける)

株式・投資信託は価格変動があるため、緊急予備資金の置き場所には適していません。元本保証の預貯金に置くことが大原則です。


優先順位②:会社の確定拠出年金(企業型DC)をフル活用する#

勤め先に**企業型確定拠出年金(企業型DC)**がある場合、これを最大限活用することが最優先の「節税投資」です。

企業型DCの最大のメリットは、掛け金が全額「所得控除」になる点です。年収400万円の人が毎月2万円(年24万円)を掛けると、所得税・住民税合わせて年間約4〜5万円の節税ができます。

企業型DCの基本#

  • 掛け金の上限:会社が他の企業年金を持っていない場合、月5.5万円まで(会社負担分と合算)
  • 運用益も非課税:通常、株式・投資信託の運用益には20.315%の税金がかかるが、DC内は非課税
  • 受取時も控除あり:一時金受取なら「退職所得控除」、年金受取なら「公的年金等控除」が適用される

マッチング拠出を使っているか確認する#

企業型DCでは、会社の掛け金に上乗せして自分でも拠出できる「マッチング拠出」制度を設けている会社があります。マッチング拠出をすれば、その分も全額所得控除の対象です。

まず人事部・総務部に「企業型DCでマッチング拠出はできますか?」と確認することを強くおすすめします。

企業型DCがない会社の場合は、後述するiDeCo(個人型確定拠出年金)が代替手段になります。iDeCoも掛け金が全額所得控除になる強力な節税ツールです。


優先順位③:不要な保険を解約・見直しして保険料を最適化する#

20代が犯しがちなミスのひとつが、必要以上に保険に加入しすぎることです。就職直後に保険会社の担当者に勧められ、よくわからないまま複数の保険に入っている方は少なくありません。

保険の大原則は「自分では対処できないほど大きなリスクだけをカバーする」ことです。

20代独身が本当に必要な保険#

  • 健康保険(社会保険):会社員なら強制加入。入院・通院費用の多くをカバーし、高額療養費制度も使える
  • 就業不能保険:長期間働けなくなった場合の収入補填。月収の6〜7割程度が受け取れる商品が目安
  • 自動車保険(対人・対物):車を持つ場合は必須

20代独身に不要なことが多い保険#

  • 終身保険・積立型生命保険:保険料が高く、投資効率が悪い。資産形成はNISA・iDeCoに任せた方が有利
  • がん保険・医療保険:20代は統計的に罹患リスクが低く、高額療養費制度で医療費の自己負担は月数万円程度に抑えられる。緊急予備資金で十分対応できる場合が多い
  • 学資保険:子どもがいない独身には不要
保険の種類独身(扶養なし)既婚・子なし既婚・子あり
死亡保険(定期)不要配偶者が働く場合は不要〜少額必要(大黒柱は手厚く)
医療保険不要〜最低限不要〜最低限不要〜最低限
就業不能保険必要必要必要(優先度高)
がん保険不要(20〜30代)不要〜検討検討(家族への影響大)
終身・積立型生命保険不要不要不要(投資はNISAで)
自動車保険(対人・対物)車保有者は必須車保有者は必須車保有者は必須

毎月の保険料の合計が手取りの5〜10%を超えている場合は見直しのサインです。不要な保険を解約して浮いた保険料を投資に回すだけで、老後資産は大きく変わります。


優先順位④:NISAで長期インデックス投資を始める#

緊急予備資金を確保し、企業型DCや保険の最適化が終わったら、いよいよNISA(少額投資非課税制度)を使った投資を始めます。

新NISAは2024年に大幅拡充され、年間360万円・生涯1,800万円まで非課税で投資できるようになりました。通常は運用益・配当に20.315%の税金がかかりますが、NISA口座内ではゼロです。

20代が使うべき「つみたて投資枠」#

新NISAには「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」の2種類があります。20代の長期資産形成にはつみたて投資枠でインデックスファンドを積み立てるのが最適解です。

つみたて投資枠で選べる投資信託は金融庁が審査した長期投資向けの商品に限定されており、初心者でも迷いにくい仕組みになっています。

おすすめのインデックスファンド#

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):1本で世界約3,000社に分散。信託報酬年0.05775%と超低コスト
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):米国大型株500社へ集中投資。過去40年の年平均リターン約10%の実績

どちらか1本を選んで毎月積み立て続けるだけで十分です。「オルカンかS&P500か迷ったらオルカン」で問題ありません。

積立額の目安#

  • 最低ライン:月5,000円〜10,000円(継続できる金額から始める)
  • 標準的:月20,000円〜30,000円
  • つみたて投資枠の月上限:100,000円(年120万円)

**絶対に守るべきルールは「設定したら相場を気にしない」**ことです。相場が下がると不安になりがちですが、積立投資は下落時に安く多く買えるため、長期では有利に働きます。

NISA口座を開くなら:楽天証券#

20代がNISAを始めるなら、口座開設の手間と運用コストの安さで楽天証券 が定番です。楽天カードでのクレカ積立で毎月最大1%のポイント還元、楽天ポイントを投資資金に充てる「ポイント投資」も可能。

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優先順位⑤:クレカ・ポイントで日常支出を最適化する#

最後に紹介するのは「使うお金を同じにしながらポイントで資産を増やす」戦略です。日常の固定費・変動費をクレジットカードに集約し、ポイントを有効活用することで、年間数万円単位の実質的な節約になります。

20代が注目すべきクレカ活用のポイント#

1. NISAの積立投資にクレカを使う(クレカ積立)

  • SBI証券 × 三井住友カード(NL):積立額の0.5〜1.1%が Vポイントで還元
  • 楽天証券 × 楽天カード:積立額の0.5〜1%が楽天ポイントで還元

月3万円の積立でも、年間1,800〜3,960円分のポイントが貯まります。

2. 固定費(通信費・サブスク・公共料金)をカード払いに集約する

毎月必ず発生する固定費こそ、ポイント還元の恩恵を最大化できる場所です。スマホ代・電気代・ガス代・サブスクリプションサービスをすべてカード払いにまとめましょう。

3. ポイントの使い道は「投資」に回す

貯まったポイントを日用品の購入に使うのも良いですが、楽天証券・SBI証券ではポイントで投資信託が買えます。現金に近い感覚で資産形成に活用できます。

クレカ選びの基本#

年会費無料で、日常使いの還元率が1%以上のカードを1〜2枚に絞るのが基本です。枚数を増やしすぎると管理が煩雑になり、ポイントも分散して使いにくくなります。


資産形成シミュレーション:月3万・5万・10万で30年後はどうなる?#

最後に、20代からNISAでインデックス投資を始めた場合の資産シミュレーションを示します。年利5%(インデックスファンドの長期的な実績に基づく保守的な想定)で計算しています。

期間月3万円月5万円月10万円
10年後(元本)360万円600万円1,200万円
10年後(運用後)約465万円約776万円約1,552万円
20年後(元本)720万円1,200万円2,400万円
20年後(運用後)約1,233万円約2,055万円約4,110万円
30年後(元本)1,080万円1,800万円3,600万円
30年後(運用後)約2,496万円約4,159万円約8,319万円

月3万円でも30年後には約2,500万円。月10万円なら8,000万円を超える計算です。これが複利と時間が生む「差」です。

20代のうちは収入が低く、月10万円の投資は現実的でない方も多いでしょう。しかし月3万円でも30年続ければ2,500万円に到達します。まず少額から始め、収入が上がるにつれて積立額を増やしていくのが現実的な戦略です。


まとめ:20代が実践すべきお金の基本5つの優先順位#

優先順位やることポイント
緊急予備資金を貯める生活費3〜6ヶ月分を普通預金・ネット銀行に
企業型DC・iDeCoをフル活用掛け金が全額所得控除。節税しながら老後資産を形成
不要な保険を解約・見直し独身20代は終身・積立型・医療保険は不要なことが多い
NISAでインデックス投資を開始オルカンかS&P500を毎月積立。20年・30年ほったらかし
クレカ・ポイントを最適化クレカ積立でポイント還元。固定費を1〜2枚に集約

お金の知識は学校では教えてくれません。しかし、正しい順番で基本を実践するだけで、20年後・30年後の資産は劇的に変わります。

「完璧な準備が整ってから」ではなく、「今日から1つずつ」が最大の正解です。まず①の緊急予備資金の目標額を計算するところから始めてみてください。

参考資料・出典#

本記事の制度・税制・統計に関する記述は以下の一次情報を参照しています。最新の数値・条件は各サイトでご確認ください。

※ 本記事に記載した利回り・シミュレーションは過去の市場データに基づく試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。保険・投資の判断はご自身の状況に合わせてご検討ください。

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FAQよくある質問

Q20代で投資を始めるお金がない場合はどうすればいいですか?
A

まずは緊急予備資金を優先し、月1,000円〜5,000円のごく少額からNISAでの積立を始めることをおすすめします。金額より「習慣を作ること」が重要で、収入が増えた時点で積立額を引き上げれば問題ありません。保険の見直しで毎月数千円の余裕を作れるケースも多いです。

Q企業型DCとNISAはどちらを優先すべきですか?
A

企業型DCを優先してください。企業型DCは掛け金が全額所得控除になるため、税効果がNISAより高くなります。また、会社がマッチング拠出してくれる場合は実質的に資産が2倍のペースで増えます。企業型DCをフル活用した上で、余裕資金をNISAに回すのが最適な順番です。

Q20代の独身に生命保険は必要ですか?
A

扶養している家族がいない独身の場合、死亡保険の必要性は低いです。自分が亡くなっても生活に困る人がいないからです。それよりも、自分が働けなくなるリスクに備える就業不能保険の方が優先度が高いです。終身保険や積立型保険は保険料が高く投資効率が悪いため、資産形成はNISAで行う方が合理的です。

Qクレカ積立はどの組み合わせがおすすめですか?
A

SBI証券 × 三井住友カード(NL)、または楽天証券 × 楽天カードの組み合わせが定番です。どちらも年会費無料で積立額の0.5〜1%以上のポイントが還元されます。楽天経済圏をよく使う方は楽天証券 × 楽天カード、それ以外はSBI証券 × 三井住友カード(NL)が使いやすいでしょう。

QNISAで積立を始めたら途中でやめてもいいですか?
A

積立の停止・再開はいつでも自由にできます。ただし、一度売却した分のNISA枠は翌年まで復活しないため、できるだけ売却は避けることをおすすめします。生活が苦しい時期は積立額を「ゼロ」にするのではなく月1,000円程度に減額する選択肢もあります。積立を続ける習慣を維持することが長期投資では最も重要です。

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  • 2026.05.11公開

この記事を書いた人

マネログ編集部

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金融・投資領域の取材と検証を行う編集チームです。一次情報(各社公式サイト・金融庁・日本証券業協会等の公開資料)の確認を基本ルールとし、各記事は編集メンバーによる事実確認を経て公開しています。

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