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楽天証券で米国株の配当金を受け取る方法【2026年】円貨vs外貨どちらが得か徹底解説

約5分2,496文字

公開 2026.05.15

編集部最終確認 2026.05.15
投資リスク

本記事は情報提供を目的としたもので、特定金融商品の購入・取引を推奨するものではありません。 記載された利回り・リターンは過去の実績または前提条件下の試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。 最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

目次(22項目)

POINTこの記事でわかること

  • 1楽天証券の米国株配当は『円貨受取』と『外貨(ドル)受取』から選択可能
  • 2円貨受取は雑所得が発生せず確定申告が楽|長期保有派におすすめ
  • 3外貨受取は配当金をそのまま米国株再投資できる|複利運用派におすすめ
  • 4現地税10% + 日本税20.315%の課税|外国税額控除で米国側10%は確定申告で還付可能

「楽天証券で米国株を持っているけど、配当金の受け取り方法がわからない」「円貨と外貨どちらを選べばいい?」と迷っている方へ。

楽天証券では 円貨受取・外貨受取の2パターン から選べ、それぞれに税務上のメリット・デメリットがあります。この記事では正しい選び方と税金の仕組みを完全解説します。


米国株配当金の受取方法|2パターン#

パターン1:円貨受取(推奨・初心者向け)#

楽天証券側で 米ドル → 円に自動両替 して、円で配当金を受け取る方式。

メリット:

  • 為替差益(雑所得)が発生しない → 確定申告がシンプル
  • 配当金がそのまま円で楽天証券口座に入金
  • 楽天銀行マネーブリッジ経由で出金も即可能

デメリット:

  • 楽天証券指定の為替レート(やや不利な可能性)
  • 米国株再投資する場合は再度ドル両替が必要

パターン2:外貨受取(中上級者・再投資派向け)#

配当金を 米ドルのまま 楽天証券の外貨口座に入金。

メリット:

  • 配当金で米国株を再投資する場合、為替手数料がかからない
  • 米ドル建てで複利運用しやすい

デメリット:

  • 米ドルを円に両替する時、為替差益が雑所得課税対象
  • 確定申告が複雑になる可能性

楽天証券で米国株投資を始める完全ガイドで米国株投資の基本も解説しています。


米国株配当の税金構造|2段階課税#

1段階目:現地税(米国側)10%#

米国株の配当には 米国政府が10%源泉徴収。米国・日本の租税条約に基づくレート。

2段階目:日本税 20.315%#

米国側10%を控除した残り90%に対して、日本で 20.315%(所得税15.315% + 住民税5%)が課税。

実質手取り#

例:100ドル配当の場合

  • 米国側10%控除:-10ドル → 残り90ドル
  • 日本側20.315%控除:90ドル × 0.79685 ≈ 71.72ドル

実質手取り:約71.72ドル(28.3%が税金)


外国税額控除で米国側10%を還付請求できる#

外国税額控除とは#

二重課税を防ぐため、米国で支払った税金10%の一部 or 全部を 確定申告で日本の所得税から控除 できる制度。

控除可能額の計算#

控除限度額 = その年の所得税額 × 国外所得 ÷ 全所得

会社員で年収500万円・米国株配当年5万円なら、ほぼ全額10%(=5,000円)が還付される計算。

確定申告の手続き#

  1. 楽天証券の 「年間取引報告書」 をダウンロード
  2. 確定申告書の「外国税額控除」欄に米国税額を記入
  3. 「外国税額控除に関する明細書」を添付して提出

会社員の確定申告ガイドで確定申告の基本手順も解説しています。


新NISA口座での配当金税制(重要)#

新NISA成長投資枠で米国株を持つ場合#

  • 日本側20.315% → 非課税
  • 米国側10% → 課税(変わらず)

NISA口座は 日本の税金のみ非課税。米国側10%は引き続き徴収されますが、これは外国税額控除も使えません(NISAの非課税分は控除対象外)。

特定口座 vs NISA口座の手取り比較#

100ドルの米国株配当の場合:

口座手取り
特定口座(源泉徴収あり)約71.72ドル
特定口座 + 外国税額控除申告約80ドル(米国側10%還付)
新NISA成長投資枠90ドル

新NISA枠を使えば 米国株配当の手取り90% が確定。長期高配当投資なら新NISA一択。

新NISA完全ガイド楽天証券の新NISA口座開設・積立設定のやり方を参照。


円貨受取と外貨受取の使い分け#

円貨受取がおすすめな人#

  • 米国株配当を生活費・他の投資に使いたい
  • 確定申告を簡単に済ませたい
  • 為替リスクを取りたくない(円に固定化)

外貨受取がおすすめな人#

  • 米国株を継続的に積み増したい(配当再投資戦略)
  • 米ドル資産を増やしたい
  • 為替差益にも前向きに取り組める

折衷案#

楽天証券の配当金受取方法は 銘柄ごとに個別設定可能

  • メイン銘柄(VOO・VTI等のETF)→ 外貨受取で再投資
  • サブ銘柄(個別高配当株)→ 円貨受取で生活費補完

配当金受取の設定変更手順#

楽天証券マイページから:

  1. 「マイメニュー」→「お客様情報の設定・変更」
  2. 「配当金等の受取方法」を選択
  3. 「円貨受取」or「外貨受取」を選択
  4. 銘柄ごとに個別設定可能

設定変更後の配当から新方式が適用されます。過去の配当には遡及されません


米国株配当金で人気の銘柄#

楽天証券で買える 配当利回り3%超の主要米国株/ETF:

  • VYM(バンガード米国高配当株式ETF):配当利回り約3%・四半期配当
  • HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF):配当利回り約3.5%
  • SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF):配当利回り約4%
  • コカ・コーラ(KO):配当利回り約3%・連続増配
  • マイクロソフト(MSFT):配当利回り約0.8%だが連続増配

詳しくは楽天証券で米国株投資を始める完全ガイドを参照。

FAQよくある質問

Q米国株の配当金はいつ受け取れますか?
A

米国株は四半期配当(3ヶ月ごと)が一般的。各社の決算月の翌月に配当支払日が設定され、楽天証券にはその数日後に着金します。例えば3月決算の銘柄なら4月中旬〜下旬に配当金が振り込まれる。

Q配当金受取方法を変更したら、すぐに反映されますか?
A

変更時点以降の配当に適用されます。過去の配当には遡及されません。設定変更は楽天証券マイページで即時可能で、次回配当日から新方式が適用されます。

Q外国税額控除はいくらまで還付されますか?
A

その年の所得税額×(国外所得÷総所得)が控除限度額。一般的な会社員(年収500万円)で年5万円の米国株配当があれば、米国側10%の5,000円はほぼ全額還付されます。年収が高い・米国株配当が多い場合は限度額に達する可能性も。

QNISA口座と特定口座、米国株配当はどちらで持つべきですか?
A

新NISA成長投資枠が圧倒的に有利です。日本側20.315%が非課税になり、手取りが大幅に増えます。米国側10%は引き続き徴収されますが、特定口座+外国税額控除よりも事務処理が楽です。

Q配当金を再投資する場合、円貨と外貨どちらが効率的?
A

外貨受取が効率的。円貨受取だと『配当金を円で受取→米ドル両替→米国株再購入』と為替手数料が2回発生します。外貨受取なら『配当金を米ドルで受取→そのまま米国株再購入』で為替手数料ゼロ。

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参考資料・出典#

本記事は2026年5月時点の楽天証券のサービス内容と税制に基づいて作成しています。仕様・税制は随時変更されるため、最新情報は楽天証券公式サイト・国税庁ページでご確認ください。投資には元本割れリスクがあります。

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更新履歴 (1件)
  • 2026.05.15公開(楽天証券米国株配当金ガイド)

この記事を書いた人

マネログ編集部

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